<廣瀬歯科診療所> 

  業種:歯科医院
  面積:91.5m2(約28坪)
  所在地:大阪府河内長野市野作町31-16
  TEL:0721-54-6839
  営業時間:AM10:00〜PM14:30
       PM17:00〜PM20:30  木・日祝曜休み
      
 <<カーソルを写真部分におくと夜間の写 真にかわります。

 2008 JCDデザインアワード2008金賞
 2008 第42回SDA 優秀賞
 2008 ディスプレイ産業賞2008 優秀賞
 2008 DDAディスプレイデザイン賞2008 奨励賞
 2008 World Architecture Festival 2008 shortlist
 
2008 Design for Asia Award 2008/DFA Gold Award
 
2008 Inter National Design Award 2008
     Interior Design - Renovation 部門2nd Place

 
2009 CONTRACT WORLD 2009
 2009 
第17回 BEST STORE OF THE YEAR 優秀賞
 2009 BEST DESIGEN OSAKA インテリア部門賞


 商店建築2009年2月号掲載
 
年鑑日本の空間デザイン2009(株式会社六耀社)掲載




 <CONSEPT>
 〜雲烟(うんえん)〜
 建物の硝子
に、昼間爽やかな雲が描かれている。くっきりと。
 やがて日の沈むころ、それは煙のように淡く薄くたなびき霞と化す。
 この仕上げは、硝子部の雲模様シートと内部PVCシートの
2重構造に
 なっている。さらに膜と膜の間に間接照明を入れ、質感や反射率の
 違う素材を重ね、不思議な奥行きを発生させた。
 
 院内はアートを愛するクライアントより、美術館のイメージでと
 要望があった。内部は、天井の最頂部で4.5mの高さを確保する
 爽快な空間が広がる。そこにするりと三
本の柱が生え、無機質では
 あるが、まるで卵のような受付がごろんと置いてある。
 
 いちばん後ろの壁は一部四角く切り取られ、自然光あふれる
 院長室が埋まっている。ここだけ床を純白タイル貼りにし、凛と
 白光する聖域とした。院長室からは裏庭が見え、こんもり盛った
 芝生にトネリコが植えてある。照照とした立方体のなかに、小葉を
 沢山
つけた 木が見えるように配置し、院内に借景として取り込んだ。
 
  診察室にはカテナリー照明がぶら下がっている。楕円形のランプが
 ワイヤーで三点吊りされ、くものようにふわりと浮かぶ。
 夜、ガラスを漂う雲が水墨画のように霧がかる。そこに映る雨や、
 人影、 月をのみこみながら。
 



 <OWNER'S COMENT>
 2007年夏頃に、整理された美術館のような空気を身近に感じられたら
 いいなということで医院の設計をお願いしました。
 HPで拝見したデザインに無駄のない面と面で構成されたなんというか
 ある種の機能美のようなものに相対するような心地よさを感じました。
 今回デザインしていただいた私の診療所にもその効能はいかんなく
 発揮されています。坪数の割には天井が高いため広々としているのですが
 室内の雰囲気は全然ユルくなくいい感じに引き締まっています。
 ただし、診療所の顔である全面ガラスは特別でさまざまな照明や素材が
 用いられてかなり目立つのですが押しつけがましいところがなく、全体が
 調和して夜明け前の紫雲のような淡い色調です。
 初めて見た時はその非日常的な装いに、しばし言葉を失って魅入ってしま
 いました。これからも日が落ちてから見るたびにどこかへ連れていって
 くれることでしょう。

  廣瀬歯科診療所  廣瀬敦文



 <COMENT>
 照明器具の点灯試験時には、ちょっとしたギャラリーができていました。
 夕焼けがきれいな時や曇っている時々で雲の表情がかわります。
 見るたび毎回、表情がちがうのでとてもおもしろい表現方法だった
 と思います。
 

 



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